Our History
2018から現在まで
MRAの誕生がレースシーンの情熱に基づく事から今現在も精力的に世界のトップクラスカテゴリーのレースシーンへのサポートが継続されています。
そのレースサポートによる極限の状況での検証とデータの蓄積は市販製品へ絶え間なくフィードバックされ続けており、製品の進化は止まる事なく続いています。
2018年度のレースシーンのサポート体制は主だったところでは2017Moto2クラス世界チャンピオンであるフランコ・モルビデリ選手やMotoGPクラスの世界王者マルク・マルケスの実弟である次代のチャンピオンが期待されるアレックス・マルケス選手らが所属するドイツの名門レーシングチームである
”Team Estrella Galicia 0,0 Marc VDS”の「MotoGP」「Moto2」「Moto3」の全クラスのライダーのGPマシンの装着スクリーンは、MRAが供給をしています。
また、Moto3クラスにフル参戦中の期待の日本人ライダーである佐々木歩夢選手が所属する”PETRONAS Sprinta Racing”のGPマシンに装着されるレーシングスクリーンも全てMRAから供給された製品が採用されています。
その他、世界中の様々なモーターサイクルレーシングのトップクラスカテゴリにて、MRA製品は採用されており、その勝利に寄与すると共に厳しい実戦で鍛えられた貴重な検証結果が市販製品へフィードバックされ続けます。
2008
NB Racing Screen 開発
MRAは、2008年にNB Racing Screen(スクリーン レーシングネイキッド)を開発し市場へ投入開始しました。
スポーティなネイキッドバイク用のスクリーンでスタイリッシュなルックスは発売以来、市場で人気を博しています。
MRAは、4,000平方メートルの会社施設で最先端の生産および開発設備を使用して、高品質の製品を設計および製造しています。
33名(2018年4月現在)の非常に意欲的な技術者および専門家からなる優秀なスタッフで、MRAは運営されています。
もちろん、EN ISO 9001:2000に準拠した認定を取得しています。
MRAは現在、オートバイアクセサリーで最も有名なブランドのひとつとなることができました。
またMRA製品は製品の安全性を一目で分かるようにする為、第三者機関であるテュフズードプロダクトサービス認証マーク(TUV)を製品に取得しています。
テュフズードプロダクトサービスの認証マークは、ヨーロッパ市場を始め、世界の主要市場において、非常に高い評価と認知を得ており製品の安全性と品質の裏付けの証明となります。
私たちMRAの製品は世界中の50カ国以上に供給が行われており、その信頼性と性能とクオリティで世界中のライダーから支持され続けています。
2003
X-creen の開発に成功
ヴァリオスクリーンとヴァリオツーリングスクリーンで得られた大きな成功は、調整可能なスポイラーを備えたさらに多様なシステムの開発を促進しました。
その結果、我々MRAは「X-creen」の開発に成功し、このスクリーンはヴァリオツーリングスクリーンよりも調整可動な範囲が大きく実質的に任意の位置に調整することができます。
このスクリーンシールドは、暑い季節にライダーに快適な風を送るポジションから、直接的な気流からライダーを守るポジションまで、あらゆる空力性能を提供することに成功しました。
2002
新しいタイプのスクリーン開発
我々MRAは2002年に全く新しいタイプのスクリーンを開発しました。
ヴァリオツーリングスクリーン。このスクリーンは、高さ調整可能で角度も同時に調整可能なスポイラーを備えており、風圧と乱気流がライダーに当たる事を緩和します。
2000
最新のデザインのさらなる進化系モデルの開発
当社の製品の大きな成功は、当社の絶え間ない成長を意味しており、2000年にはドイツ テニンゲンに建設した、今までよりも更に規模の大きい新社屋に移転しました。
また、その3年後、業務拡大の為、プロダクションショップと本社社屋の拡張を行いました。
ヴァリオスクリーンの成功は、リア・フロー・スポイラーと調整可能な長さを備えた最新のデザインのさらなる進化系モデルの開発を促進しました。
1999
ヴァリオスクリーンを開発
1999年、MRAはヴァリオスクリーンを開発し市場に新しい製品を投入しました。
ヴァリオスクリーンの最初のモデルは、角度調整可能なリア・フロー・スポイラーとベーススクリーンの2つの部分から構成されHONDA ST 1100パン・ヨーロピアン用のスクリーンでした。
1994
世界初 ダブルバブルタイプ形状を発表
1994年には、ケルンのIFMAでレーシングスクリーンでダブルバブルタイプ形状を発表した世界初のモーターサイクル用スクリーンメーカーとなりました。
その後、マックス・ビアッジ、ロリス・カピロッシ、アレックス・バロス、カルロス・チェカ、アンドリュー・ピット、ゲイリー・マッコイ、ラルフ・ワルドマン、上田昇などのレジェンドライダー達の駆るGPマシンにこの形状を採用したMRAレーシングスクリーンが装着され、GPマシンでグランプリの勝利と世界選手権を獲得することへ寄与しました。
我々は、多くのモーターサイクルメーカーとレーシングチームがMRA製品に信頼を置いていることを誇りに思っています。
なぜなら、レーシングシーンからの要求は最高の技術だけがその厳しい要求に応えられることを知っているからです。
1992
ティアオフエッジを備えたスクリーンを開発
1992年には、スクリーンの縁に歪みを生じさせないティアオフエッジを備えたスクリーンを製作する方法を開発しました。
ゲイリー・マッコイはそのMRAのスクリーンを使用してApriliaで125ccクラス世界選手権年間チャンピオン(GP125)を取得し、レース中の最高速(公式測定)の記録も樹立しグランプリの勝利の獲得数もその年のナンバーワンのライダーとなりました。
1991
新社屋へ移転
ドイツ フライブルグの社屋で創立から数年を経た後、1991年にドイツ フェルシュテッテンの新社屋へ移転をしました。
Game on.
1989
世界初のグラデーションスクリーン
MRAはスクリーンの一部にペイント(MRAのスクリーンではグラデーションという呼称を使用しています。)を施す事を行った世界で初めてのモーターサイクル用スクリーンメーカーです。
スクリーンの一部にペイントを施す仕様は他のスクリーンメーカーもMRAに追従して行われるようになりました。
現在では、MRAはモデルによってスクリーンの一部にグラデーションを施したモデルとそうでないモデルを用意し、それらの出荷量は益々増加しています。
1988
MRAのスクリーンデザインがトレンドに
MRAの経験と知識と研究によって開発される製品は、当時のモーターサイクルスクリーンへ画期的な進化をもたらしました。
レーストラックを走る際にストレートで伏せたポジションの中でライダーの居場所を確保する事と空気抵抗を低減する事を両立できるスクリーン形状のデザインは当時のスクリーンデザインのトレンドとなりそのトレンドを作ったのはMRAでした。
当時「Motorrad」誌で行われた最高速測定テストの企画では、MRAのスクリーンを装着することによりKawasaki ZZR1100の最高速が5km/h向上したことが示されています。
1981
MRA 設立
MRAは30年ほど前に設立されました。
そのスタートのルーツはレーシングシーンでの情熱に根差されたものです。
MRAの創設者であり現CEOのヨハネス・クレメントは、ドイツ選手権、欧州選手権、世界選手権で活躍するレーシングライダーでした。
彼の兄弟であり、仲間である現CEOの1人、ゲルハルト・クレメントは、ヨハネスを支えるエンジニア、メカニックとして共にレースに参戦していました。
この経験により、MRAは2人の出身の地であるドイツにて産声をあげました。
MRA = Motorcycle Racing Accessories
(モーターサイクル レーシング アクセサリーズ)
の名称の単語の頭文字から取ったものを企業名としています。
設立当初の数年間、MRAはレーストラック用のモーターサイクル用フェアリング、スクリーン、レーシングシートなどの製品を開発し販売を行っていました。
80年代終盤からは、MRAはモーターサイクル用スクリーンの開発と製造を専門とすることに企業の経営の方向を集中させました。