TOPレースレポート>2009.04.04~05 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 スーパーバイクレース in 筑波

MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 スーパーバイクレース in 筑波


 春を感じさせる陽気の訪れに、今シーズンの開幕の雰囲気も盛り上がる。
プロト ファロー パンテーラは全日本ロードレース選手権に激戦の予想されるST600クラスに的を絞り、3台エントリーの新体制で戦いに挑む。
開幕で良い結果を残し今シーズンの弾みをつけたい所だった。

4/4(土) 公式予選
4/5(日) 決勝レース                                                     決勝日来場観客数 15,100人

予選 天候:晴れのち曇り コースコンディション:ドライ

 春を感じさせる陽気の訪れに、今シーズンの開幕の雰囲気も盛り上がる。プロト ファロー パンテーラは全日本ロードレース選手権に激戦の予想されるST600クラスに的を絞り、3台エントリーの新体制で戦いに挑む。開幕で良い結果を残し今シーズンの弾みをつけたい所だった。

 予選にはチームは大きな賭けをして臨んでいた。2週間前の事前テストから車体のセットアップが決まらず、タイムが上がらない。昨日までの練習でも幾多の方法で改善を試みるが好転はしなかった為、昨夜大幅な仕様変更に踏み切っていた。


 予選A組1回目、まずは寺本が様子を見ながらペースを上げていく、結果は昨日より僅かに良くなったがトップとは2秒差。B組1回目出口、深津もタイムアップはするがラップタイム1分は切れない。急な変更も即結果にはつながらない。すぐさま2回目に向け準備に取り掛かる。
 さらに調整を行い臨んだ2回目、A組寺本は気迫の走りで1回目を0.6秒以上上回る1'00.071。しかしA組22人中/12番手。B組2回目出口、深津も多くの周回にわたってアタックを繰り返すが結果は出口 1'00.359、深津 1'00.798がそれぞれベストとなった。
2人とも1回目を上回るものの筑波サーキットは全日本シリーズ開催のサーキットの中で最も小さく、決勝出走台数も30台と最も少ない。予選出走台数は47台。出走選手の約4割が決勝には進めない。そして結果が発表された。決勝に進めたのは寺本のみ。28番手とかろうじての通過だった。
トップから17台がその差1秒以内、30番手でも1.4秒差の大接戦の予選だった。

決勝/25ラップ 天候:晴れ コースコンディション:ドライ

 朝のウォームアップ走行で寺本は冷静に分析していた。どうすればこの後の決勝で順位を上げれるか。自身初の最後列からのスタートにも前向きだった。決勝前ピットに現れた寺本は気合に満ちていた。
 実際にグリッドにつくと最前列はかなり先。スタートと共に寺本はそこから抜群の集中力で勢い良く飛び出す。数台を抜き1コーナーへ進入して行く。ホームストレートへ戻って来ると25番手、3周目には24番手、5周目には23番手とポジションを上げていく。
しかしその後#705黒川、#25川原、#4稲垣らと集団になり接近戦となる。11周目には#25川原にかわされ24番手に下げるが、15週目互いに勝負に出た集団から寺本はうまく前に出て22番手に再浮上。16週目には順位の落ちてきた#27大木をかわし21番手。#25川原が背後に付くのを抑えつつ前を追うが差は1秒近く、思うように詰まっては行かない。最終ラップ、15位を走っていた#76関口が最終コーナーで転倒。
寺本も1つ順位が上がり20位でチェッカー。決勝中のベストラップは1'00.017。

 次戦は第3戦 大分県 オートポリスにて5/24(日)決勝レース開催。
(第2戦 鈴鹿2&4レースはST600クラスの開催はありません。)
ライダー、チームスタッフとも全力で巻き返しを図ります。

#11寺本コメント/予選28位
 体とマシンの感覚がうまくあわず自己ベストより1秒遅い結果が悔しいです。

#11寺本コメント/決勝20位
 気合いを入れて追い上げまくるつもりでしたが、集団の中では思うようなレースはできず無転倒では過去最悪な結果に終わってしまいました。応援してもらっているみなさんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。次のレースはこの悔しさを爆発させたいと思います。

  #8 出口コメント/予選40位
 自身初の予選落ち。応援して下さるファンの皆さん、スポンサーさん、現地まで応援に駆け付けて下さった方々、皆さんには本当に申し訳無い気持ちで一杯です。悔しさをバネにして次戦のレースに臨みます。
  #33深津コメント/予選42位
 色々とチャレンジしたのですが中々うまくライディングができず、こんな結果になってしまいました。次回の九州でリベンジする為にまた頑張りますので、宜しくお願いします。

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