こんにちは!プロト広報の園田です!
本日は、前回プロトツーリング部の記事にてアップさせていただいた
「マツダ ND ロードスター RF (NDERC) のステルス化」の第2話ということで
今回は、ヴァレンティさんのジュエルステルスバルブの取り付け方・NDロードスター(ND5RC/NDERC)のウインカーバルブの交換方法をお話していきたいと思います!
細かく解説するので、今回の記事では「フロントのウインカーバルブの交換方法」から。
※「リアのウインカーバルブの交換方法について」は、次回の記事で解説します。
目次 / Index
1.フロントのウインカーバルブを交換するにあたり準備するもの
2.交換方法1 ウインカーバルブを交換する方のステアリングをきる
3.交換方法2 タイヤハウス内の3箇所のインナーフェンダーのクリップを取る
4.交換方法3 インナーフェンダーをめくり、フロントウインカーバルブを外す
5.交換方法4 ヴァレンティさんのジュエルステルスバルブを付けて、逆の手順で戻し、もう片側も同様に作業する
6.おまけ「園田が勝手にハマった【NDロードスターの落とし穴】について」
7.結び 今回の教訓 ※ここまでしっかり読んでくださいね。
といった概要です。
フロントのウインカーバルブを交換するにあたり準備するもの
はい!さっそくですが、今回のNDロードスター(ND5RC/NDERC)のフロントウインカーバルブの交換作業で必要なものはこちらです!
以上です。たったこれだけなんです。(笑)
ただし、ここからは実際作業する内容にも関わってきますが、「据え切りが嫌だなぁ」って方や、NDロードスターの状態(ロードスターのカスタム状況)によっては、下記のアイテムが必要になる場合があります。
・ジャッキアップ等ができる工具(油圧ジャッキやパンダジャッキ等)
・ジャッキスタンド(ウマ)
・タイヤ/ホイールを脱着するための工具(十字レンチ・ソケット・トルクレンチ等)
これらのアイテムもご用意ください。なぜ、上記のアイテムが追加で必要になるかの詳細は、順を追って解説していきたいと思います。
交換方法1 ウインカーバルブを交換する方のステアリングをきる
まず、最初はウインカーバルブを交換する方のステアリング(ハンドル)をきります。
※運転する時どっちにきればタイヤがどっちを向くかすぐ分かりますが、いざ記事や言葉で説明するとなるとどっちにきればどう動くか混乱します。(笑)
この時点で既に「うげぇ」と思っている方は、ぜひ追加で必要な工具類を用意していただければ幸いです。
そうなんです。この一連の動作はクルマで言う「据え切り」と言われる動作なんですよね。
僕も作業前に「据え切り」について、据え切りって「やって良いことなのか。悪いことなのか。」
と色々と調べたのですが、調べた結果、結論からいうと良し悪しどっちも記述がありました。
そのため、もし「据え切り」という動作が気になる方は「事前にご自身で調べた上で、ご自身の判断のもと」作業していただくようお願いいたします。
正直なところ、「据え切り」という観点で言えば、ジャッキアップをしてタイヤを外して作業した方が、まぁ良いです。(笑)
ただ、園田の今回の立場上「彼女にバレずに早急にバルブ交換をしなければならない」という、謎のミッションがあるので「据え切り」は決行しました。
※この後彼女が帰ってくるというタイミングで、作業をしているので早急に終わらせなければいけないのです。また、園田家のロードスターは中古で購入・走行距離も10万キロ以上ということで、足回りもタイヤも「それなりの状態(来年には総替えしようかな)」という感じなので「据え切り」は割り切って決行しました。
交換方法2 タイヤハウス内の3箇所のインナーフェンダーのクリップを取る
交換する方のステアリング(ハンドル)をきれたら、ロードスターから降りて、インナーフェンダーの3箇所のクリップを外します。
※外すのは上の画像の○を付けた3箇所です。
インナーフェンダーから見えているクリップの頭に関しては、このような形状をしており、
1部分が内装剥がしのツールやマイナスドライバーで取り外しできるようなスペースがあります。
そこに、ツールを差し込んで「グイッ」とすれば、このように内側のピンだけが持ち上がります。
同じ要領で、
ここまでできたら、出てきた内側のピンだけを摘まめば、簡単に外すことができます。
と2箇所のクリップを外すことができました。
意外と難関なのがここから。インナーフェンダーの内、さらに内側にある最後に残したこのクリップです。
ND ロードスター RF(NDERC)については、純正ホイール・タイヤサイズが17インチと言うことで、かなりスペースがきちきちです。
冒頭の必要な道具で話した「NDロードスターの状態(ロードスターのカスタム状況)によっては、下記のアイテムが必要になる場合があります。」については、ここに該当します。
ローダウンしている車両やインチアップなどタイヤサイズを変更して大きくしている場合は、ここの作業をする満足なクリアランスがない場合があります。
無理に作業をしてしまうと作業中にタイヤを痛めたりしかねないので、無理せずジャッキアップして作業していただければ幸いです。
幸いうちのロードスターについては、ローダウンなどので車高を下げたり、タイヤ・ホイールサイズを変えていなかったので、まだ何とか作業できるスペースがありそうなので作業していきます。
手で抜くには結構大変そうなので、こういった工具があるとらくらくです。
このクリップですが、砂埃などが蓄積されていると、砂埃がクリップの隙間に噛んで非常に外しにくいです。
各クリップですが、クリップの状態が著しく悪い状態は、新品での購入・交換を推奨します。
ちなみにフェンダー部分のクリップと、次回の記事で紹介する予定のリアウインカーのバルブを交換する際の、
トランクルームのクリップは、若干種類が違います。そのため必要な工具も変わってきます。
リアウインカーの交換に必要な工具は、また次回の記事で解説しますね。
クリップを取り外せたら、無くさないようにして次の工程に移ります。
交換方法3 インナーフェンダーをめくり、フロントウインカーバルブを外す
クリップを3箇所外したら、次はインナーフェンダーをめくり、フロントウインカーバルブを外します。
インナーフェンダーは汚れていると思うので、外す際は砂埃が舞うと思いますのでご注意を…。
ここまできたら後はもう少しです!
なんて言ったってフロントウインカーバルブのカプラーが見えているからです。
見づらいのでもう少し分かりやす画像で…
あれがフロントウインカーバルブのカプラーです。それではフロントウインカーを外していきます。
この後は、カプラーからウインカーバルブを外すのですが…
素手で外すとなると「手が滑って外しにくい(軍手の場合も同様)」、万が一、力が入り過ぎた場合、「バルブが割れる恐れがあって危険」
ということで、個人的には「それなりに厚みのあるゴム製の作業用のグローブ」を使って、バルブを外すのがオススメです。
また、取り付けるバルブに関しても同様にグローブをしていただくことを推奨します。
バルブに関しては「点灯時に発熱するため、付着した油脂によってバルブが割れてしまう。」などのトラブルが発生する可能性があるためです。
万が一、油脂類が付着した際は、しっかり油脂を拭き取ってください。
純正のウインカーバルブが外れました。どれどれ。
ウインカーレスでございます。これじゃいけませんので、引き続き作業していきます。
交換方法4 ヴァレンティさんのジュエルステルスバルブを付けて、逆の手順で戻し、もう片側も同様に作業する。
バルブに関しては、差し込むだけなので簡単です。(笑)
それでは、外した時とは逆の手順で戻していきます。
はい。
という訳で、ヴァレンティさんのジュエルステルスバルブを付けて、インナーフェンダーを戻すことができたので確認します。
見事!無事に付けることができました。付けれたら安心。まだ終わりではありません。
電装系の部品なのでウインカーバルブがちゃんと点滅するか動作確認します。
ウインカーの動作も大丈夫そうですね。あとはめくったインナーフェンダーを戻し、外したクリップを3箇所付けます。
続いて左側も同様にサクサクッと、テンポ良くいきますよ。
説明するのを忘れていましたが外したクリップを付けるとき、差し込んで真ん中の飛び出た部分を押せば取り付けることができますよ!
デデン。左側も完成です。と言うことでフロントウインカーの動作チェック!
動作確認もOK!無事にヴァレンティさんのジュエルステルスバルブを取り付けることができました。
いかがでしょうか?右側に関しては細かく解説をしたので、交換をするのに結構時間がかかっていたと思った方もいらっしゃると思いますが、実際はそんなことはありません。道具さえそろっていれば「10分 ~ 15分」で作業ができちゃいます。
ステルス化・ステルスカスタムは、
誰でも簡単にできちゃうお手軽カスタム
なんです。ぜひカスタム初心者の方もやってみてくださいね。満足感も間違いなしのカスタムですよ!
おまけ「園田が勝手にハマった【NDロードスターの落とし穴】について」
そんな感じで、ND ロードスターのフロントウインカーバルブの交換が完了したのですが、
まだ若干時間に余裕があったので、サイドウインカーも作業をしようかなと思います。
サイドウインカーの位置的にさっきとは逆の要領で、インナーフェンダーを外せば、サイドウインカーが外せます。
ボディを傷つけないように養生をして、ステアリングを右にきり、インナーフェンダーのクリップを外して、めくります。
ということで、外してみたは良いものの、どう見てもウインカーバルブが外れる・交換できる構造ではありません。
気になってみて調べてみました。
※引用元:【MAZDA】ロードスター|電子取扱説明書|ND より
MAZDAさんの公式サイトの電子取扱説明書にしっかり書いてありましたね。
今回園田が勝手にハマった【NDロードスターの落とし穴】については
NDロードスター(ND5RC/NDERC)の純正サイドウインカーは、ウインカーバルブが交換できないASSY構造
これなんです。
結び 今回の教訓
はい。ということで、NDロードスター(ND5RC/NDERC)のフロントウインカーの交換とサイドウインカーについて、今回は記事にさせていただきました。
MAZDAさんの公式サイトから見ることができる電子取扱説明書から、交換方法・作業に関しては事前に調べていたのですが、バルブの詳細については調べませんでした。
今回の教訓「作業前(カスタムする前)にしっかりと下調べをしましょう」
今回の教訓はこちらですね。(笑)
調べなかった園田も悪かったのですが、NDロードスター(ND5RC/NDERC)って、サイドウインカーバルブが外せない構造なんですね。
メンテナンス性に欠けるというか、交換の度にASSY交換だと費用がかさむというか…
何より今回の園田のように、バルブで「オールステルス化・ステルスカスタム」だったり、「オールLED化」をしたかった、
そんなNDロードスターオーナーさんに関しては、今まで諦めていたって感じでしょうかね…?
「どうにかならないか。」と、今回サイドウインカーに使う予定だったウインカーバルブも買ってしまったので、色々考えて途方に暮れていたところ…
第2回 ロードスター いいがや ミーティングのエントリーフォームのアンケート内に興味深い回答が…
Q.【今まで装着したパーツの中で一番満足度の高かった商品はなんですか?また、最も自分がやりたいカスタムはありますか?さらに、今後もし、プロトやアイエルモータースポーツやジャスパフォーマンスに商品化して欲しい!といったカスタムパーツはありますか?】A. I.L. MOTORSPORTのサイドマーカーセットで、サイドウィンカーをステルス化したのが、一番満足度が高いです。(LED化ではなく、敢えて電球でのステルス化)
めちゃくちゃ興味深い回答でした。もう少し調べてみたところ…
な・な・なんと。昨年よりプロトが正規輸入元として取り扱いを始めた、ドイツの「I.L. Motorsport / アイエルモータースポーツ」から、ばっちりな商品が出ていました!
※意外と身近なところに答えがありましたね。灯台下暗しとはこのことです。
こんな感じでピッタリな商品があったので、さっそくですが追加で、アイエルモータースポーツのサイドウインカーセット スモークを社販で購入。プロト在庫品だったので即納でした。
せっかくなので、ヴァレンティさんのジュエルステルスバルブと組み合わせてみましたが、なかなか良い感じでステルスってます。
これならNDロードスターのステルス化にかなり期待できそうですが…
アイエルモータースポーツのサイドウインカーセットの取り付けに関しては、せっかくなんでプロトツーリング部のYoutubeチャンネルにて紹介したいと思います!
なんだかんだで動画の方が分かりやすいですよね…。※園田の記事だと長くなりがちですし…。(笑)
ぜひプロトツーリング部のYoutubeチャンネルを、チャンネル登録をしてお待ちいただければと思います。
はい。それでは今回の記事は以上となります。
NDロードスター(ND5RC/NDERC)の「オールステルス化」や「オールLED化」を検討していた・今まで諦めていた方、
ぜひ、アイエルモータースポーツからリリースされているサイドウインカーを検討してみてはいかがでしょうか?
NDロードスターのサイドウインカーについては、動画の方でお会いしましょう!ばいば~い!
~ 2024年1月追記 ~
はい!ということで、昨年 2023/12/08 に、アイエルモータースポーツ製NDロードスター用サイドウインカーの動画を、プロトツーリング部のYouTubeチャンネルにて公開しました!
NDロードスターオーナーの方は、ぜひ一度こちらをご覧ください。
動画が良かったなと思った方はぜひチャンネル登録とグッドボタンもお待ちしております。
2024年は、より多くのマツダロードスターの動画をアップできるように頑張ります!それでは。
※今回ご紹介させていただいた各部の交換方法については、今回の記事以外にもメーカーサイトから確認できるので、ぜひそちらも参考にしてください。
※リアウインカーバルブの交換方法についても電子取扱説明書にありますが、記事にもした方が良いですよね?
良いですよね。園田頑張ります。