こんにちは!アウトドアチームのモリオカです。
プロトは今年からアウトドアチームを立ち上げて、クルマ/バイクとアウトドアレジャーを繋ぐ商品に力を入れています。
今回の記事は、プロトでは初の試みであるクラウドファンディングプロジェクトを行う商材「23ZERO スワッグテント」について書きます。
スワッグを今後取り扱うか否か、このプロジェクトにかかっていますので気合を入れて紹介できればと思います!
Contents
1.スワッグテントとは?
2.23ZEROというブランドの世界観
3.23ZEROスワッグの特徴は大きく3つ
特徴1:マットレスが標準装備
特徴2:ポリコットン生地
特徴3:大型キャノピーウインドウ
4.男心に突き刺さるワイルドな見た目
5.設営はとても簡単!
6.デメリット
7.クラウドファンディングサービス「マクアケ」からスタート
8.まとめ:人間のちっぽけさを探す旅
スワッグテントとは?
日本では聞きなじみのないテントの名前だと思いますが、アウトドアレジャーの本場オーストラリアではメジャーなテントです。現地のアウトドア用品店ではテントラインナップの半分くらいがスワッグです。
「スワッグ」とは元は盗品という意味ですが、19世紀頃のオーストラリアで寝るためのシェルターを含んだ荷物を背負い、広大な土地を歩いて転々としていた労働者たちが「スワッグメン」と呼ばれていたことに名前の由来を持ちます。日本と違い次の目的地までに長い旅が必要になるため、彼らは野宿することも多かったようです。「寝る」ことに重視したテントとしてスワッグは発展してきました。
時代は変わり自動車が発達し、スワッグはオーバーランダーたちのマストアイテムとなります。オーバーランダーとは、未舗装路や原野が多い広い国土を、ルーフトップテントやオーニング(タープのような日よけ)を装備したクルマで、キャンプをしながら走破する人々のことを指します。元々は長距離走破を目的としていましたが、現代ではレジャーとして人々に楽しまれています。日本でもアウトドアをディープに楽しむオーバーランダーユーザーが増加中。東京オートサロン2023でもレクサス GX460、トヨタ ランドクルーザー・ハイラックス・RAV4、スバル アウトバック、ミツビシ デリカ等メーカーが本腰を入れて作ったオーバーランダーテイストのコンセプトカーが登場。今後ますます盛況になっていくでしょう。
23ZEROというブランドの世界観
「23ZERO / トゥエンティースリーゼロ」は、オーストラリアで25年ほど前からルーフトップテントをはじめ、様々なアウトドアギアの販売をしています。現在はアメリカにも展開し、代表的な製品であるスワッグテントは本格的な仕様ながらも低価格を実現しコストパフォーマンスに優れています。
「23ZERO」という、社名の由来は「アリススプリング」というエアーズロックに近い街の座標を指します。この広大な地域は、私たち人間が「いかに小さな存在か」を知らせてくれる場所で「キャンパーもそのような感覚を持ってほしい」というメーカーの願いから「23ZERO / トゥエンティースリーゼロ」という名が付けられました。
23ZEROスワッグの特徴は大きく3つ
特徴1:マットレスが標準装備
スワッグは「寝る」に特化したテントです。フロア全面積をカバーする極厚70mmマットレスが標準装備されており地面の凸凹を全く感じないため、キャンパーに最高の寝心地を提供します。
特徴2:ポリコットン生地
長旅では何度もテントの設営・撤収を繰り返すため生地の耐久性が必要となります。23ZEROスワッグには厚手のポリコットン生地が使用されており、長年使っても破れたり壊れたりすることはありません。コットンの風合い豊かなテクスチャーもキャンパー心をくすぐります。
厚手のポリコットン生地は外部との高い遮蔽性があり、断熱性・保温性にも優れています。
また一般的に水分を吸いやすいポリコットンですが、生地にはポリウレタンコーティングが施してあり高い撥水性がありますので、夜露や普通のレベルの雨に濡れても浸水する心配はありません。
特徴3:大型キャノピーウインドウ
テントの両側には大型キャノピーウインドウが付いており全開にすれば寝ながら大パノラマを望むことができます。テントの中から、満天の星空を眺めることも可能です。
ウインドウには虫を通さない、PVC加工された耐久性の高いメッシュがついています。頭側と足側に付いているベンチレーションウインドウと合わせて使えば抜群の通気性を実現しながらプライバシーも守れるため、日本の夏キャンプでも快適に寝ることができます。
男心に突き刺さるワイルドな見た目
スワッグは、道なき道を走破するオーバーランダーが使用するテントのため、4WDなどオフロードテイストのクルマと雰囲気がマッチする外観を持ちます。背が低いためタープやオーニングの下に張ることができ、無骨なサイトを作り出すことができます。
また内部空間は程よい閉塞感があり、子供のころに押入れに入ってワクワクした感じを思い出します。
「秘密基地」。男性が好きなワードですが、そのような感覚を味わえるのも楽しいです。
設営はとても簡単!
寝るためのテントなので背が低くポールが短いため設営は簡単になります。ゆっくり立てても4~5分で組み立てできます。撤収に関しても、マットレスごとテントを巻いてサックに収納。大型サックが付属しているため、一般的なコンパクトテントのように綺麗に畳んで小さいサックにぎゅうぎゅう詰める必要がないです。何ならシュラフや毛布、ピローを入れたまま巻いて収納することもできるため、面倒な撤収を後回しにできます。家に帰ってから大変ですが…。
デメリット
人間と同じように、欠点が全くないのは魅力的とは言えませんので、スワッグのデメリットも書こうと思います。
まず第一に、収納サイズの大きさと重量です。ソロ用のDUAL900という商品でも幅950mm、高さおよび奥行き400mmと一般的な複数人用ポリコットンテントに比べても巨大です。重量もソロ用DUAL900で13.2kgと重いため、クルマで乗り込めないフリーサイトキャンプ場などでは持ち運びが大変です。またバイクで運ぶのは厳しい大きさになります。
2つ目は、ポリコットンの手入れの手間です。他社のポリコットンテントもそうですが、雨に濡れた際や泥で汚れた場合は後々ダメージとなりうるためクリーニングが必要になります。ナイロンやポリエステルよりも速乾性がないためドライ時間も若干長くなります。
最後はデメリットである反面メリットでもあるのですが、寝るに特化しているためテント内およびキャノピー下での炊事等のアクティビティが難しいです。屋根付きリビングが欲しい場合は別にサイドオーニングやタープでシェルターを作る必要があります。逆に、タープで遊んだりオーニングの下にテントを置いてカンガルースタイルにするなどサイトアレンジの幅は広がります。
クラウドファンディングサービス「マクアケ」からスタート
2023年12月1日~2024年1月30日までの2カ月間、23ZEROのスワッグテントDUALシリーズが「マクアケ」にて応援購入できます。日本初上陸のスワッグテントを是非体感してみてください。
一般販売した場合の参考定価よりもお得な価格設定となっていますのでチェックしてみてください!
まとめ:人間のちっぽけさを探す旅
好きなクルマで出かけ、普段暮らしている都会から出て大自然の中に身を置いて休息を取りパワーを充電、リフレッシュした頭でまた街へと帰っていく。
情報が交錯し情勢が不安定で、多忙な毎日を送る現代人にはそういったアウトドアレジャーが必要だと思います。
スワッグは、キャンプというレジャーを強力にサポートし現代人に究極の癒しを与えてくれるテントです。ソロキャンプでは、自然の中で自分だけの秘密基地のような空間と冒険のワクワク感を体験できます。デュオキャンプでは、その空間の中で二人の距離を近づけてくれます。
オーストラリア生まれのテントですが、日本の四季や風景にもマッチします。静かに自然と触れ合い、ゆっくり過ぎる時間を楽しむことをサポートするスワッグは、日本のキャンパーには実は相性がいいかもしれません。
モリオカ